身の回りに当たり前に存在する布地や編み地、リボンなどの素材。これらがどのように作られているのかご存知ですか? 出展者から寄せられた制作風景を見ていると、実はあまり知られていないようなシーンに出会えます。人の手を経て、ときに年代物の機械の手を借りて出来上がるアイテムたち。商品や作品のその向こう側の現場に想いを馳せてみてください。
POTTENBURN TOHKII
上野と浅草の間、合羽橋のすぐそばにアトリエがあります。写真は年に2度の展示会の時のもの。普段は段ボールにまみれています。
YUI MATSUDA
厚めのウール生地を引き染めしています。同じ染料を使っても素材や気温等で染まる表情は様々です。
シルクスクリーンプリントは手で刷っていくので、圧力の違いなどで色の出方が変わります
その季節にしか出会えない植物たちと向き合い、季節の移ろいを感じながら作品づくりをしています。
makumo
1色ずつ色を重ねていきます。
MONDOFIL
細部はお見せできないのですが、モンドフィル自慢の糸をつくる機械です。
八重樫茂子
今日も織り機です。グレーのショールを織っています。日の入り方や室温は変わるけど、明日も明後日もこの風景はほぼ同じです。
yanase rei
全て手刺繍でターバンやがま口などを製作をしています。色使いが単色でもカラフルな場合でも、いくつかモチーフを組み合わせて、単調になりすぎないように意識をしながら刺繍をしています。
YURI HIMURO
YURI HIMURO専用に作っていただいた棚と木製ボックスに商品やサンプルを入れています。
YURTAO
普段ひとりで作業しているのであまり作業風景の写真がありません。が、探したら昨年の新柄の色決めのサンプル制作の画像が出てきたのでお見せしますね。私はいつもシルクスクリーンプリントは八王子の手捺染による染色工場さんのご好意で場所をお借りし、自分で色出しをしています。自分の理想の色に決まるまで何日もかかります。
Lawny
大きな板に布を貼り、ブラシや自作の道具を使ってペイントをします。
リボンが織られている風景です。昔ながらのレトロな工場で、ガッチャンガッチャンとゆっくり丁寧に織られています。
Rollo
普段は販売をしながらお店で制作するのですが、たまに太陽の光が注ぎ込むアトリエで制作します。今はビンテージボタンのヘアゴムを作っています。