紙のプロフェッショナルたちが選ぶ仕事道具の中には、ハサミや鉛筆など、誰もが手にしたことがある身近なものも数多くあります。それがたとえ大量生産の商品だとしても、長く時間をともにし愛着を持って使われてきた道具たちは、使い手にとって世界に一つの宝物のような存在に変わるのです。
高旗将雄
色々使っていますが、いま机の上にあるのはこのような感じです。よく考えたら下の緑のマットを小学校2年生から使っているので、一番愛用している道具はマットかもしれません。
ネクタイ
ターナーさんのアクリルガッシュ。和のシリーズをよく使います。
田村美紀
マスキングテープはメーカーさん問わず、シーリング用のマスキングテープも愛用しています。細かいパーツはピンセット、線を加えたいときはペンや鉛筆を使ったり。制作道具はシンプルな方かもです。
ポスト舎
ハサミ、カッター、定規、両面テープ。手作りしている手紙モノを製作する際に欠かせないセットです。ハサミは刃物職人さんが仕上げた大変貴重なもの。お店のオープン時に友人から頂いた、とても大切なハサミです。
KNOOPWORKS
カッター、はさみ、定規。誰でも持っている普通の道具が大切な仕事道具です。
rala design
紙に折り目を付ける時には、手芸用のヘラを使います。その時々に手芸店で買い求めるので特別なものではないのですが、紙を折る際の滑りの良さや、紙へのダメージ度合いで選んでいます。使ううちに擦り減って、だんだん持ち主の個性が現れてきました。ちなみに、ヘラの先を紙やすりで削って尖らせると、シール類をめくるのに便利です。
puntas
写真の道具は普段使っている木版画の道具です。(下左から)版木はシナベニア、彫刻刀、手刷毛、(上左から)ポスターカラー、ばれん。彫刻刀の角を削ったり、手刷毛の毛先をカットしたり、手になじむように、長く使えるように工夫をしています。
和紙田大學
ぺんてるサインペン・Pelikano junior(ドイツの子供向け万年筆)・iPadPro(アプリ:Procreate)