お気に入りの洋服に穴があいてしまった時、あなたならどうしますか? デザイナー・HIKARU NOGUCHIさんは、「装飾ダーニング」の手法を用い、鮮やかなステッチで穴の開いた布を補修します。クローゼットの奥底に眠っていた穴の空いた服だって、チクチクと補修すれば、身につけていた頃の愛着が蘇るはず。当日は、「針仕事をもっと自由に」をモットーに、ダーニングの他にも刺繍や編み物、世界各地から集めた手芸道具や材料をご用意してくれます。
【HIKARU NOGUCHIさんに聞きました】
ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
針仕事をもっと自由に、という気持ちをダーニングや刺繍、編み物、世界各地から集めたお道具や材料を通して皆さんにお伝えしています。
布博では、大好きな衣類を大事にしたい思いを大切にしたお繕い術・ダーニングをご紹介しながら、イギリス、新潟、南アフリカの工房で作られたHIKARU NOGUCHIのオリジナルニット小物をご紹介します。シンプルな編地のものはウール刺繍の土台にするにも適しています。色糸と説明書を合わせた刺繍キット付き手袋やマフラーも用意します。南アフリカのつやつやふんわりのモヘアシルク糸や、スコットランド、イタリアで丁寧に染められたカシミア糸をご用意いたします。ダーニングはもちろん、普段の刺繍に取り入れると、作品に深みがまします。ふんわり効果の高い毛糸をお楽しみください。また、繕いたい生地をダーニングマッシュルームにきちんと止めることのできるコイルバンド付きの新型ダーニングマッシュルームも販売いたします。持ち手は、手袋や5本指ソックスのダーニングに適した太さ。布博にて実際に手に取って馴染みやすさ、刺しやすさをご検証ください。
ご自身の一押し作品(商品)を教えてください
南アフリカ製のつやつやふんわりモヘアシルク糸は靴下のダーニングやウール刺繍のアクセントに最適です。
HIKARU NOGUCHI
https://darning.net/
クレジットカードの使用:可(¥10,000以上)
商品カタログ予習帳
Q3.愛用されている仕事道具を紹介ください
私がダーニングをするときは、ダーニングマッシュルームとして商品として販売をしているオリジナルのダーニングマッシュルームはもちろん、海外の蚤の市で出会ったアンティークやビンテージのもの、作家もの、生活用具を代用品として使ったりと様々です。どれもチクチクと刺しているうちに手のぬくもりが伝わって、自分の分身となるような錯覚を覚えることがあります。手芸道具は使い勝手ばかりではなく、どこで出会ったかとかストーリーがある、自分の視覚、触覚に合うかという要素が大切というのが持論です。お気に入りのお道具や資材に囲まれると、刺すひと針も一層いとおしくなります。
Q4.ご自身の作品のおすすめの使い方を教えてください
ダーニングにはどんな糸を使えばいいのでしょうか?という質問への答えは「是非モヘアをお試しください!」です。モヘアは動物性繊維の中でも抜群に強靭で、なおかつ汗を籠らせない機能があるため、靴下といった摩擦によって傷んだ箇所のダーニングにはぴったりです。布博では、モヘアの名産地南アフリカから取り寄せた手染めのモヘアシルク糸やモヘアナイロン糸の小巻を沢山用意しています。お菓子にようなコロンとした形状で、ダーニングだけではなく、刺繍、編み物、フェルティングなど手芸全般でお使いいただけます。
Q5.当日、お買い物したい紙博の出展者のアイテム
ぷんぷく堂さんのオリジナル文房具。