ナカキョウ工房・中澤京子さんの手から生まれる動物たちは、ちょっぴり無愛想ながらも、どこまでも愛おしいものばかり。柿渋染の生地をベースに様々な素材を組み合わせ、丁寧な手仕事で作られるブローチや“カザリモノ”は、見る人の口元を緩ませます。太めの糸でみっちりと刺繍を施したパンジーのブローチは、黎明期からの代表作。手のひらいっぱいに咲き誇る大きな花は、冬の装いを明るく彩ります。
【ナカキョウ工房・中澤京子さんに聞きました】
ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
鳥モチーフからはじまった柿渋ブローチも今ではさまざまな動物が加わりました。いずれも大人が楽しめるようにかわいらしくなりすぎないように作っているのがポイントです。画像のブローチの他つるしたり置いたりの動物たちもずいぶん増えました。
ご自身の一押し作品(商品)を教えてください
活動初期からずっと作っている大きなパンジーのブローチ。もともとは自分で鞄に付けていたところ、いろんな人が褒めてくれて、出店や販売をすすめてくれました。作家活動のはじまりをつくってくれた大事な作品です。
ナカキョウ工房
https://www.nakazawakyoko.com/
クレジットカードの使用:可
商品カタログ予習帳
Q1.インスピレーションを受けているものを教えてください
刺繍や染めをほどこした布や民族衣装を紹介した本、素材のカケラからアイデアやインスピレーションを受ける事が多いです。ため息がでるほどの細かさも真似はできないラフさも、どちらにも魅力を感じます。
Q2.制作風景を見せてください
玉乗りオーナメント用のポンポン作りの一コマ。大小のハサミを使い分け、まん丸になるように細かく刈り込んでいきます。カットして出た糸くずも美しので、すぐに捨てずに眺めたりします。
Q3.愛用されている仕事道具を紹介ください
移動用に使っているお裁縫箱。夜長堂さんで手に入れたアルミのお弁当箱にクルミの殻でつくったピンクッションや小さなハサミと糸と針を入れています。
Q4.ご自身の作品のおすすめの使い方を教えてください
動物モチーフたちの影でずっとつくっているパンジーブローチは活動をはじめたころからつくっている大事な作品です。ボリュームのあるストールに止めたり、コートなど単色の装いのポイントにもなるのでおすすめです。手元で見る大きさに臆せずどうぞ胸元にあててみてくださいね。