Canako Inoue

デザイン、染色、パターン制作、裁縫まで、全てを自身で行うテキスタイルブランド・Canako Inoue。優しく吹く風、窓から差し込む光、野に佇む花、日記のように描き留めた絵たちが図案に生まれ変わります。あなたのこれからに寄り添う、特別な一着に出会えるかもしれません。

 

【Canako Inoue・井上加奈子さんに聞きました】
ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
Canako Inoueは物語をテーマに図案を描き、プリントや刺繍のオリジナルのテキスタイルを制作しています。衣服を中心に布小物に展開しています。今回の紙博&布博ではこれからの季節にぴったりな薄手の衣服と、ポーチ、バッグ、ハンカチ等をたくさんご用意してお待ちしています。どうぞお楽しみにしていてください。

 

ご自身の一押し作品(商品)を教えてください
今回は定番のポーチ、クラッチバッグに加えて、トートバッグもご用意します。この生地は傷や汚れがあり出荷できず工場に眠っていた生地を譲っていただき制作しました。一部傷や汚れ、シワなどがありますが、プリントを重ねることで目立たなくなっています。教会のモチーフをイメージして描いた図案を白い顔料でプリント。肩掛けでき、プリント部分を切りっぱなしで仕上げた軽やかで使いやすいデザインです。

 

Canako Inoue
http://canakoinoue.com
クレジットカードの使用:可


商品カタログ予習帳

 


Q1.インスピレーションを受けているものを教えてください

「模様を生み出すにはうれしくなるよりしょうがない」。染色家の大先生、柚木沙弥郎さんの本にはそう書いてありました。わたしのインスピレーションを受けているものも、そんなうれしい瞬間にあります。音楽を聴きにいったり、映画を観たりすることも大好きですが、特別な場所へ行かなくても、家でレコードを聴くこともそんな瞬間のひとつです。父の聴いていないレコードを譲り受けて昔の音楽に針を落として聴いています。窓をあけると庭に季節の花が咲いていると、きれいだからちょっと描いてみようかな、などと思います。ちいさな音に耳を澄ませて、目を凝らしてみると、その豊かさに気づきます。そこで思い浮かんだこと、きれいだな、という直感を大事にして制作をしています。そんなちいさな感動を、図案やテキスタイルを通して、お客さんに届けていきたいです。

 

Q2.制作風景を見せてください

制作場所は全国津々浦々の工場に赴くこともありますが、いちばんの始まりは、部屋の一室での作業にあります。スケッチや生地の図案のアイデア、洋服のデザインまで、色々なものがこの部屋から生まれています。実際はもっと散らかっていますが、、ミシンのある机の壁には、絵や写真などを飾っています。友人のくれたものもあります。自然の風景や動物など様々ですが、アーティストの描く風景に力をもらっています。

Q3.愛用されている仕事道具を紹介ください

京都の菊一文字という老舗の刃物屋さんで購入した糸切り鋏を縫い仕事の際に愛用しています。京都にて個展を行っていた時に、通り道にふらりと立ち寄り購入してみたのですが、とても使いやすくて重宝しています。仕事で使うのならいいものを持っておきなさい、とお店の方に言われ、相談しながら決めました。てづくりらしく、軽くて手になじみ、切れ味が鋭いのでもう手放せません。菊一文字のお店の並びにある、三條本家みすや針の待ち針も愛用しています。赤と黄色のガラス玉が付いていて、とても可愛らしいのです。アイロンを万一当ててしまっても溶けないので安心です。江戸時代には男の人が奥さんへの京都土産として、江戸へと針を持ち帰ったそうです。可愛らしいので今の時代にもお土産としてもおすすめです。また京都に赴けることが嬉しく、このふたつの道具屋さんにも立ち寄ることを楽しみにしています。

Q4.ご自身の作品(商品)のおすすめの使い方を教えてください


初期から作っている「鏡の花」というトップスは、シルクスクリーンプリントをしてから、オパール加工をしており、模様が透けます。これからの暖かい季節に、タンクトップのワンピースと合わせたり、インナーの色でも楽しむことができます。同じテキスタイルでハンカチもご用意しています。