今週末開催の「紙博&布博〜夢の共演! 手紙社の大博覧会〜」。会場となる国立京都国際会館は近代建築の建物としても注目を集める場所なのです! 市営烏丸線「国際会館駅」の4-2出口の階段を上がると、すでに国際会館の敷地内。台形・逆台形の空間の組み合わせで形づくられ、合掌造りか神社の社殿を彷彿とさせるような日本の伝統様式をモチーフとしたその建物は、訪れる方に強いインパクトを与えます。
駅の階段を上がり、そのまま左に道なりに進むと今回の会場となる「イベントホール」にたどり着きます。ホール内は天井が高く開放感があり、遠くのブースまでしっかりと見渡せそう。窓からは、慌ただしいお買い物の合間に心を休ませてくれる、京都の山々の穏やかな曲線が覗きます。
入場口横の階段を上がると2階にはフードのお店が出展するカフェテラスが。気品溢れるテーブルと椅子に座って出展者が振る舞う絶品の料理を食べれば、この2日間だけしか味わえない贅沢な時間を過ごせるのではないでしょうか。
今回会場であるイベントホールのお隣にある本館の建築も目を見張るものがあります。建物の約70%を占めるゆったりとしたロビーやラウンジなどのパブリックスペースにも思わず目を奪われるデザインが組み込まれています。
V字形柱はラウンジの大黒柱のように、堂々たる品格を感じます。外観の豪壮さから一転して、非常に落ち着いた色味にまとまっているのも魅力のひとつです。
石垣のようなはたまた苔のような波打つカーペットの上に、美しく整列するテーブルと椅子は、眺めているだけでうっとりするほど。「素晴らしい」の一言に限ります。
本館奥には、自然の荘厳さをそのままに、かつ日本ならではの繊細な仕事ぶりを誇る庭園があります。手入れの行き届いた木々は、京都の山並みに続くように生き生きと根を張っていました。
国立京都国際会館はいろんな楽しみ方ができる会場です。「紙博 & 布博」をお楽しみいただくことはもちろんのこと、日本の近代建築が誇る重厚感や京都という土地ならではの風情をお楽しみくださいね。みなさまのご来場をお待ちしております。